2015/12/16

くしろアウトドアキッズにかける思いとは

実は、釧路野外教育研究会は、発足後16年がたっています。

16年前といえば、私はまだ高校生でした。

高校のとき、釧路市ではアドベンチャースクールというキャンプを行っていました。

教育委員会が主催していました。

そこに、スタッフとして参加していました。登山をしたり、川下りをしたりとアウトドアなことをやりました。

6泊くらいはしていたかとおもいます。

そこで一緒に活動した人たちは、子どもであっても、高校生であっても、大学生であっても、おじさんであっても、年齢は関係なしに、強い結束が生まれ、単なる友達という枠を超え、

そこはまさに、キャンプの世界。

仲間というのはこういうことかと、思春期の真っただ中で思っていました。

そして、最後の日には泣くんです。なんとも言えない気持ちがこみ上げるのです。

今思い出しても、その思いは胸をこみ上げ、熱くなります。

わたしがキャンプを行いたいのは、その時の感動体験、その時動かされた胸の鼓動、があるからなのかもしれません。

その思い出は、今でも心に残る宝物です。

そんなアドベンチャースクールは、何年か前に、釧路市で予算が打ち切られ、

公共的なキャンプはなくなりました。

ネイパルなどでもやっていはいますが、そんな長期には道東ではどこもやってません。



高校のとき、感じたあの体験は、その後大学で勉強していく中で、

自己肯定感を育てたり、人間関係形成能力を向上させることができたり、つまり、

成長期に欠かすことのできないエッセンスがたくさんあるということがわかりました。

数々の論文で、それは実証されており、確実にキャンプ経験は教育的に効果のあるものだ

ということでした。


私は毎年、釧路市の子供たちを対象として、キャンプをさせていただいております。

保護者の皆様にご理解を得ることができ、何よりも子供たちが、「来たい」と思ってくれることに

うれしく思っています。

釧路市の小学校3年から6年の男女にキャンプのチラシを6000部を配布しました。

そして、申し込みは30名でした。

6000分の30。 

多いか少ないかということではなく。30名も私たちがやろうとしてくれていることに賛同してくれている、ということがうれしいです。

親も含めたらその数字は2倍以上ですから、本当にうれしく思います。

「参加して、ラッキー」だと思ってもらえるような、体験にしたいと思っています。


今回の舞台の常呂町ですが、ただいま積雪0cm。

雪がないことには…

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