ところで、この「釧路野外教育研究会」という団体は、いったい何者なのか、と。
きっと思われた方もいるのかもしれません。
実は、発足は10年以上も前のことです。大学の先生や小学校の教員、市の職員、大学生など、
自然体験のよさを知った大人たちが任意でつくった団体です。
さらにいうと、教育関係者がほとんどで、野外活動を教育的に意図をもって行っています。
実は、もともとは、旧NPO法人屯田の杜野外学校(いまのネイパル厚岸の指定管理者=根釧NET)とも関連が深かったりもします。
「研究会」というと、「実験」とか「観察」など、ちょっと堅苦しい感じもしなくもないですよね。
そういうことではないんです。
確かに、保護者向けに調査をしたりもしますが、それは、今後の活動をより良いものにしていくため
です。
今の子供たちは、なかなか外で遊んだことがなければ、遊び方を知らない。
または、家でゲームをやっていた方が楽しいと思っているのかもしれません。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
私は親の立場として、教育者の立場として、そうは思いません。
子供たちの生きる力をはぐくむため、やはり自然体験は必要なのです。
そして、それは、大人が指し示してあげなくてはならなくなったのです。
インドアな遊びから、アウトドアでの遊びへと思考を転換させていきたい。
アウトドアでの活動を通して、人間関係を学び、自らを鍛えていく…
そうような体験、経験をさせていきたいと考えています。